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Channel: 閑中俳句日記(別館) -関悦史-
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「里」2014年5月号

 「里」(発行:島田牙城、編集:仲寒蝉)2014年5月号から。 特集は「男波弘志句集『瀉瓶』に甘茶を満たす」。書評=高山れおな、上田信治、一句鑑賞=五島高資、関悦史、相子智恵、他。 上田信治連載「成分表」百回記念の佐藤文香「信治さんへの手紙」、松瀬青々が大切にしていたという歳時記未登録の復活季語or新季語「桃柳(ももやなぎ)」の応募句全披講も掲載。...

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「エロティック・セブン」vol.1(2014年4月)

 オンデマンド雑誌「エロティック・セブン」vol.1(2014年4月)は、山田露結の主導で発足した同人誌のようだが、奥付には「著者 エロティック・セブン」とある。 参加者は中山奈々、オカザキなを、松本てふこ、日向、喪字男、山田露結、渡辺とうふ。算盤のやうな乳首の猫の恋   中山奈々異性へのアピールじゃない アクセサリー気分で作った胸の谷間だ   オカザキなを竜天に昇りしあとの息づかひ   喪字男...

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「都市」2014年4月号

 「都市」(発行編集:中西夕紀)2014年4月号から。 筑紫磐井連載「俳句の歴史入門講座(34) 定形①」は、昨年の島倉千代子の訃と、島倉と同じC型肝炎を患っていた攝津幸彦の話題。《俳句は老後の文学と言う人もいるようですが、私が思うところ、老後の厳しさに耐える文学なのではないでしょうか。》冬山を正面にして湧く言葉   中西夕紀敬虔は若さに似をり冬木の芽大太鼓蹠に聞きつ初詣...

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「鷹」2014年5月号

 「鷹」(発行:小川軽舟)2014年5月号から。 特集は「新人会の活気」。鷹新人会(40歳未満)の自選代表句10句を、田中亜美と生駒大祐が鑑賞。まるめたる銀紙軽き花見かな   小川軽舟蝶消えて母の戒名もう忘る日本は海に囚はれ薺打つ   奥坂まやきさらぎや投げ銭に澄むヴァイオリン   細谷ふみを雪投げの母子に我は誰でもなし   髙柳克弘パイプオルガン奏者に聳え春深し...

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「秋草」2014年5月号

 「秋草」(発行編集:山口昭男)2014年5月号から。講堂の大きな花瓶山雪解   山口昭男蘆焼いてとろりと水の残りけり盆梅のその奥にある金庫かなくちびるに乳ひとしづく春の虹   三輪小春大根の凍みたる笊や墓そこに   宗方やよい湯に落ちてあざやかなるや初蕨   立川由美子見渡せる地球たひらに囀れる   大西美帆ふらここのそばの木椅子の嫗かな   橋本石火西国の街道筋やつるし雛   椹木雅代...

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「俳句四季」2014年5月号

 「俳句四季」(東京四季出版)2014年5月号は、筑紫磐井連載「俳壇観測136」が「澤好摩と曾根毅――芸術選奨と芝不器男俳句新人賞」。 齋藤愼爾・秋尾敏・角谷昌子/司会・筑紫磐井の座談会「最近の名句集を探る31」は、金原まさ子『カルナヴァル』、亀田虎童子『合鍵』、桑原三郎『夜夜』について。 酒井佐忠「本の窓辺20」は石井冴『石の声』、高橋修宏『虚器』という、鈴木六林男に師事した二人の句集について。...

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【十五首抄出】大松達知歌集『ゆりかごのうた』

2014年六花書林 『ゆりかごのうた』は大松達知(1970 - )の第4歌集。 2009年~2013年(38歳~42歳)の444首を収録。吾子を詠んだ歌が中心だが、抄出してみた中には入っていない。...

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【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part11

 ガルシア=マルケスが4月19日に亡くなったので何か読もうと図書館に行ったが、インタビューの『グアバの香り』以外は、読んだことのあるものが2,3冊あるだけだった。...

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「GA」68号(2014年4月)

 「GA(が)」(編集発行:秦夕美)68号(2014年4月)から。 秦夕美の個人誌で、俳句、散文のほか、赤尾兜子の《密息や山の根に浮く春の虹》を発句とした独吟十八韻を掲載。百頭の蝶の柩に寄する波   秦 夕美(「蝶の橋」)鱗粉のまがなしきかな万愚節國原や蛹のまゝに夏の来て白酒をこぼす戒厳令の街西南は鳥帰る頃ゆらぐ闇   秦...

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「ふらんす堂通信」140(2014年4月)

 「ふらんす堂通信」140(2014年4月)は、ふらんす堂のPR誌だが、最近、自社出版物の反響をスクラップしていくばかりではなくて、独自の連載記事が増えてきている。...

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「澤」2014年5月号

 「澤」(発行:小澤實、編集:望月とし江)2014年5月号から。 特集は「榮猿丸句集『点滅』を読む」で句集評が2本、関悦史、川又憲次郎。やまざくら投げ入れし水うすにごり   小澤 實春の水行方不明者立ちあがるわれら地の處女(をとめ)殺しぬ麥青む   高橋睦郎低く低くふくろふ飛ぶや餌に迫る   菱田嘉春絵筆入れ冬帽子入れ棺閉ぢぬ   河辺柚里ホルマリン漬の鯨の胎児ヒトに似る...

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「雷魚」98号(2014年5月)

 「雷魚」(編集:寺澤一雄)98号(2014年5月)から。ひらがなはほほゑむかたち春隣   太田うさぎ道ありて人現れし枯木山   亀田虎童子貼り交ぜの屏風を立てて長生きす   小島良子雪女きみの記憶のなかに見る   小林幹彦歩むたび来し方殖える寒暮かな   櫻井ゆかみづうみに木霊の遊ぶ夕桜   鈴木夏子そのうちと言いて沙汰無く年の暮   平佐悦子階段があつたら上る春の月...

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「草樹」51号(2014年5月)

 「草樹」(草樹編集部編集/吉田成子発行)51号(2014年5月)から。 第5回草花賞なるものの発表あり。 20句でのコンテストらしい。 応募は46篇で入賞2篇、佳作5篇。 《「今回は突出した作品に出会わなかった」とのご感想が二、三ありましたことを付け加えておきます。》圏外の携帯電話虎落笛   森川敬三(草花賞受賞作から)今朝冬の貫禄いよよ備前壺...

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豆句集『みつまめ』その四粒目(2014年立夏号)

 豆句集『みつまめ』その四粒目(2014年立夏号)から。 参加者は井上雪子、梅津志保、西村遼の3名と吉野裕之。朽ちた門あければ鷗やがて海   西村遼しばらくは川鵜の潜る桜かな   梅津志保卒業期ひかりを束ねゐて無言   井上雪子   *足伸ばすことの静かさチューリップ   吉野裕之*****************************************************No...

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「小熊座」2014年5月号

 「小熊座」(発行:高野ムツオ)2014年5月号から。若布喰い白魚を喰い涙ぐむ   高野ムツオ疎開児童避難児童も春夕焼目の無きも仰ぎ見るべし春の月蚯蚓千匹動き出すなり春の月みちのくの我も生霊初桜二万人ぐらい乗れそう花の雲雛段を支へてゐたるほの暗さ   中井洋子残雪の重さ村越化石死す   津髙里永子万歳の父母とほし花の空   上野まさいオリオンへ絶壁をなす吊し魚...

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「白茅」第4号(2014年春)

 「白茅」(代表:中田剛)第4号(2014年春)から。 招待作家作品に高野ムツオ、柿本多映。 特別作品に大木あまり、白石喜久子、関悦史、正木ゆう子、間村俊一、若井新一。飛ぶときは菊座もあらわ寒の雁   高野ムツオ寒の雨この世もともと死者のもの   刻まれし痛みか葱の百光は目覚めたる蛙が足に手をかける...

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「麻」2014年4月号

 「麻」(編集:松浦敬親、発行:嶋田麻紀)2014年4月号から。柩窓ひらくこの世の鳥曇   嶋田麻紀日曜や浅蜊の殻のアラベスク山砂と混ぜて蒔きけり花の種   飯村周子水鳥のつぶやいてゐる日暮れかな   鈴木了斎少年は母と質屋へ十二月   川島一紀*****************************************************Thelonious Monk - Live in...

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「LOTUS」第27号(2014年3月)

 「LOTUS」(発行:志賀康・酒巻英一郎、編集:表健太郎・九堂夜想)第27号(2014年3月)から。 特集は「クライシス―LOTUS句集評」で、最近出た同人3氏の句集評。はるや魚の形(なり)に立つべし影の妻   九堂夜想(特別作品)雲三度(みたび)さらうや桔梗の影のみをひとを編む毛糸玉には赤が足りない   豊口陽子(特別作品)すこし割れまた寄り添うてなゐの月惑星のほの明るさへ柊挿す...

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「儒艮」vol.6(2014年5月)

 「儒艮」(編集発行:久保純夫)vol.6(2014年5月)から。 松下カロの評論「カンディンスキーの居る言葉――関悦史へのアプローチ」掲載。...

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【十五句抄出】柳生正名句集『風媒』

2014年ウエップ 柳生正名(1959 - )待望の第1句集。 夏から始まる四季順配列の350句。 《言葉の実在性や自立性を、現実のなかからたぐり寄せる柳生の想像力は、一句が登場するたびに意味内容を弾力的に動かしてゆくようだ。それはくるくると方向を変えながら交差し、変化し、すれ違う透明な錯綜体となる。読者は、そこを自由に楽しまれたらよろしかろう》(安西篤「跋...

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