オリビア写真館 Part3
2015年1月5日 撮影はnanoruhododewa_*****************************************************音と映像による世界民族音楽大系 東南アジア タイ ビルマ
View Article「絵空」vol.10(2015年新年)
「絵空」vol.10(2015年新年)から。 山崎祐子、茅根知子、土肥あき子、中田尚子の4人の同人誌。外套の重たく吊られ異人館 山崎祐子図書館の匂ひに年を惜しみけり 茅根知子方円に従ひ水も団栗も 土肥あき子貝殻をぞろりと干せる冬日かな 中田尚子*****************************************************Dire Straits -...
View Article「里」2015年2月号
「里」(発行:島田牙城、編集:仲寒蝉)2015年2月号から。独楽の軸ぶれて天狼星しずむ 仲 寒蝉犬の屍を小屋から出すに遠く雪山 島田牙城肉球の安心感も年の内 喪字男パン捏ねる手の肉づきや雪の昼 佐藤文香ガチャポンに潜んでをりし淑気かな 小豆澤裕子花八つ手そのやはらかい布に皺 上田信治密航の夜更けのようにコート着る 月野ぽぽな六畳に九人集いて隙間風...
View Article「遊牧」2015年2月号
「遊牧」(代表:塩野谷仁)2015年2月号から。竹の春詩人おおかた古びゆく 塩野谷仁シロフクロウ十一月の雨弾く 堀之内長一枇杷の花遠方で臼ひかりだす 坂間恒子冬の靄アウトバーンの尾灯疾き 古舘泰子クリムトの金もわたしも黄落期 荒井 玲ボスポラス海峡からの隙間風 栗林...
View Article「香天」2015年1,2月号
「香天」(編集発行:岡田耕治)2015年1,2月号から。年寄と暮らしていたる狸かな 岡田耕治今日掘りし蓮根厚く揚がりけりのどぐろのために炭火を弱くする黒板は森林のいろ冬に入る 金子 敦(招待作品より)木製のポストに入る木の葉かな 橋本恵美子(新同人)集まりてどんぐりどれも光りけり 森本恵子霧の底戦艦茉莉の点りけり 大杉...
View Article「円座」2015年2月号
「円座」(発行:武藤紀子、編集:小川もも子)2015年2月号から。 拙稿「平成の名句集を読む」第3回は、大本義幸句集『硝子器に春の影みち』について。 連載「武藤紀子の一句鑑賞」第16回は上田信治が《いなびかり北上川もひかりけり》を鑑賞。 悼 藤本安騎生蛇その他汝にまつはるもの多し 武藤紀子蓑虫の留守なる蓑は扁平に 中田 剛秋日差すジャム煮る脇に猫のゐて 岡崎...
View Article「鷹」2015年2月号
「鷹」(発行:小川軽舟)2015年2月号から。弁当の飯平らなる冬日かな 小川軽舟僕はと言ふ上司と梯子年忘反吐の花彼奴も咲かせて年忘よろこびは過ぎ花園に椅子一つ 髙柳克弘青銅の屋根過ぎゆける時雨かな 永島靖子牡蠣シチューひとり啜りぬ文化の日 後藤虹児...
View Article「LOTUS」第29号(2015年1月)
「LOTUS」(発行:酒巻英一郎、編集:丑丸敬史・表健太郎・九堂夜想・曾根毅)第29号(2015年1月)から。 特集は安井浩司句集『宇宙開』評。丑丸敬史、酒巻英一郎、志賀康、救仁郷由美子。クチボソや河ごと釣れてしまひけり 北野元生秋の暮水のボレロの遠ざかる 熊谷陽一もう暗示は要らない山河膝立ちして 志賀 康教室の二人のときを蘆の角 曾根 毅三角部屋が寒いと言うのは誰か...
View Article【十五句抄出】飯田良祐句集『実朝の首』
2015年川柳カード叢書 『実朝の首』は飯田良祐(1943 - 2006)の川柳作品を小池正博が編集したもの。 序文:樋口由紀子、解説:小池正博。経済産業省へ実朝の首持参する母一人子一人で棲む脇の下鼻柱だけで済ませている交尾餃子の皮で包む大原美術館ハハシネと打電 針おとすラフマニノフ薄皮をはいでみました猫車忠魂碑 二足歩行の父であれ白線を引いた...
View Article「紫」2015年1月号
「紫」(発行:山﨑十生)2015年1月号から。 巻頭の「龍門集」(主宰を含む同人作品欄)は、一句鑑賞を誌上に連載中なので省略。わらわらと案山子の動く夕べかな 福井ちゑ子ふるさとは色の天才秋最中 栁田泰子純文学でありたい木の実ばかりかな 依田壽子どうしたらあなたになれる秋の水 岡 純子セクシーファッションは大雪への備え 小林邦子さびしみが記憶のはじめ天の川...
View Article【十五句抄出】佐藤文香『君に目があり見開かれ』
2014年港の人 『君に目があり見開かれ』は佐藤文香(1985 - )の第2句集。 背表紙や奥付に「句集」の文字はないが、表紙の柄の中に目立たないかたちで「レンアイ句集」の文字がある。 佐藤文香は池田澄子に師事しているが、序文等も無し。 出版記念会には私もお邪魔したが、池田澄子さんはこの「レンアイ句集」の文字が余計と思われたようで、祝辞の中で、あれは模様と思っていると発言されていた。...
View Article「秋草」2015年2月号
「秋草」(発行編集:山口昭男)2015年2月号から。ちぎりたるレタスの匂ひ十二月 山口昭男北風や切口白き油揚人間は慣れる生き物落葉焚 立川由美子懐手解いてさみしさ始まれり 三輪小春焼藷を二つに分けて東大寺 中西 愛*****************************************************Herb Alpert - Keep Your Eyes On...
View Article「澤」2015年2月号
「澤」(発行:小澤實、編集:望月とし江)2015年2月号から。 特集は第14回「澤」秋季鍛錬会。串に焼き猪の肉なり脂透く 小澤 實熊皮を延べたり顔のうづたかし初午や煮て油揚だゞ甘き 高橋睦郎(新竪題)四つ足に来る猿迅し木の葉道 鈴木尚子小春日やイグアナ長く干されをり 川上弘美さはやかや毀ち終へたるわが家あと 原 拓也がうがうと蕎麦刈りゆくや実のこぼれ...
View Article【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part21
相変わらずのろのろしているが、今月は必読書っぽいものを幾つか通読。『21世紀の資本』『江戸しぐさの正体』『啓蒙思想2.0』等。 あとクラークやハガードの、読まずにきてしまっていた名作。 装幀で懐かしいのはジーンズ柄の西村寿行の角川文庫(クラークやハガードのは、私の年齢でも少々昔過ぎる)。...
View Article「儒艮」vol.10(2015年2月)
「儒艮」(編集発行:久保純夫)vol.10(2015年2月)から。 評論、松下カロ「疑う言葉―沼尻巳津子へのアプローチ」等を掲載。少年を重ねていたる蓬かな 久保純夫永劫はプールの底の青き鱏聞き役で終わる一生花八手 上森敦代消灯後いきなり枯野現わるる 松下カロ三界のいずれを選ぶ油照り 曾根 毅聖書読む女三人芋嵐 嵯峨根鈴子しんがりの稚児振り返る秋の風...
View Article「儒艮」vol.11(2015年3月)
「儒艮」(編集発行:久保純夫)vol.11(2015年3月)から。 この号は久保純夫単独執筆。「石垣島句日記」のほか、横山白虹、横山房子、寺井谷子の「久保純夫が選ぶ100句」を掲載。釣りあげしパールピンクという鱚よ 久保純夫(「石垣島句日記」から)海上の路なる藍を極めけり...
View Article「麻」2014年12月号
「麻」(編集:松浦敬親、発行:嶋田麻紀)2014年12月号から。大鱈の口に残りし藁二三 嶋田麻紀掻き込んでほうと茶漬の生姜味噌 松浦敬親託老所も味はつてをり秋の暮 黒米満男秋出水享年二歳十一歳 瀬野 浩 *****************************************************「新しい鉄道力 」日映科学映画製作所1957年製作
View Article「麻」2015年1月号
「麻」(編集:松浦敬親、発行:嶋田麻紀)2015年1月号から。池普請身じろぎもせぬ鷺一羽 嶋田麻紀まだあをき孔の湿れる蓮の実 桜井幸江幾度も小亀ずり落ち冬日濃し 坂内時子リヤカーの屋台の灯クリスマス 小張博行 *****************************************************Tears For Fears - Raoul And The...
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