【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part99
漫然としかししつこく体調が悪く、悪夢のなかでもがいているようで読めた冊数は随分減った。 読めたものも昔のSFの再読が多い。 造本装幀の懐かしさで新たに買ったのはカネッティ『マラケシュの声』くらい。以前図書館で読んだ『眩暈』も旧装幀版が欲しい。 日原正彦『詩集 はなやかな追伸』は著者から寄贈いただきました。記して感謝します。...
View Article【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part100
さして忙しかったわけでもなかったはずだが今月もあまり読めずじまい。 角川文庫の西村寿行はジーンズ柄の地の装幀のものが欲しいのだが『安楽死』はたまたまそれ以前の旧装幀版が出てきて買ってしまった。 講談社文庫の司馬遼太郎、『戦雲の夢』の方は幼少時の記憶にある柄だが、『播磨灘物語』全4巻の方はこんなのだったかなという感じ。...
View Article【十五句抄出】杉原青二句集『ヒヤシンス』
2021年9月俳句アトラス 『ヒヤシンス』は杉原青二(1931 - )の第1句集。序文:中村猛虎、跋文:林誠司。 著者は句会「亞流里」、句会「ブラン」会員。...
View Article【十五句抄出】大木雪香句集『光の靴』
2021年8月俳句アトラス 『光の靴』は大木雪香(1973 - )の第1句集。序文:渡辺誠一郎。 著者は「海光」編集長、「青垣」「埋み火の会」会員。...
View Article【十五句抄出】森さかえ句集『木星は遠すぎる』
2021年8月文學の森 『木星は遠すぎる』は森さかえ(1949 - )の第3句集。 著者は「天籟通信」「連衆」「ロマネコンティ」同人。...
View Article【十五句抄出】大河原真青句集『無音の火』
2021年7月現代俳句協会 『無音の火』は大河原真青(1950 - )の第1句集。序文:高野ムツオ。 著者は「桔槹」「小熊座」同人。 バリ島 四句...
View Article【十五句抄出】飯島章友句集『成長痛の月』
2021年9月素粒社 『成長痛の月』は飯島章友(1971 - )の第1川柳句集。 著者は柳誌「川柳スパイラル」「川柳雑誌風」に参加。...
View Article【十五句抄出】しかい良通句集『未完』
2021年7月私家版 『未完』はしかい良通(1931 - )の第5句集。 著者は「松の花」顧問、「はまなす」同人 蛇逃げてロールスロイスありにけり大空を水の流るる春の昼秋高し抱けと手をあげ嬰立てり背後より手を出し甘茶貰ひけり麦藁帽人間小さくなるばかりおほうみの端に漂ふ七夕竹...
View Article【十五句抄出】日髙まりも句集『花の庭』
2021年7月ふらんす堂 『花の庭』は日髙まりも(1954 - )の第1句集。序文:小川軽舟、跋文:布施伊夜子。 著者は「鷹」「椎の実」同人...
View Article【十五句抄出】堀田季何詩歌集『星貌』
2021年8月邑書林 『星貌』は堀田季何(1975 - )の第3詩歌集。 著者は「楽園」主宰。 楽園帰還雪に言語を置き捨てて幼児期ふかく水永遠が裸のまま被さってくる太陽は昨日より大きい彼女は銃を取り出す延延と階段くだる9・11警察の蜥蜴はいつも濡れている悪魔に憑かれ異教寺院建立す砂糖とパイ生地で身ぐるみ剥がされた男の脇とおるタキシードの犬核の冬まであの人を待っている変異 切除...
View Article【十五句抄出】堀田季何詩歌集『人類の午後』
2021年8月邑書林 『人類の午後』は堀田季何(1975 - )の第4詩歌集。栞文:宇多喜代子、高野ムツオ、恩田侑布子。 著者は「楽園」主宰。 原文は旧字表記。...
View Article【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part101
腹痛がずっと続いて当然眠れもせず、様子を見ているうちに病院に行けないほど衰弱した一ヶ月だったので先月より更に何も読めなくなった。 読むのが惜しくて買ってそのまま置いてあった眉村卓の遺作『その果てを知らず』はようやく読んだ。コーンブルース『シンディック』も高校生の頃買い逃したのを後に入手して積読だったもの。こういうのは生きているうちに通読しておきたい。...
View Article「紫雁」第19号(2021年9月)
開成学園俳句部の部誌「紫雁」第19号(2021年9月)の「紫雁集Ⅰ~Ⅳ」と「顧問の俳句」から全員一句ずつ。 以下、高三の作品。心臓はしづかに飢ゑて焼野原 垂水文弥 以下、高二の作品。海鳥はかがやきやまず旅始 荒川力也次々と利発な音よ木賊刈る 佐伯冴人春雨や楽器に満ちて昏い部屋 佐々木啄実筋肉の三人立つてゐるプール 佐藤 颯茄子の紺巴里の夜空に劣らざる...
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