【十五句抄出】小田島渚句集『羽化の街』
2022年10月現代俳句協会 『羽化の街』は小田島渚(1973 - )の第1句集。序文:高野ムツオ、栞文:小林恭二、穂村弘。 著者は「小熊座」同人。...
View Article【十五句抄出】志村斗萌子句集『星飛んで』
2022年9月ふらんす堂 『星飛んで』は志村斗萌子(1973 - )の第1句集。序文:藤田直子。 著者は「秋麗」同人。 恋愛の偏差値低し水着きて寒菊やだんだん祖母に忘れらる台風のちかづく夜に逢ひにゆく 九十四歳祖母永眠 三句...
View Article【十五句抄出】古田嘉彦『移動式の平野』
2022年9月邑書林 『移動式の平野』は古田嘉彦(1951 - )の第4句集。 著者は「LOTUS」同人。 なお7句目〈五番線ホームに……〉までの句は全て長い前書が付くが略。...
View Article【十五句抄出】谷さやん『谷さやん句集』
2022年11月朔出版 『谷さやん句集』は谷さやん(1958 - )の第2句集。解説:坪内稔典。 著者は「船団」散在後、「窓と窓」常連。...
View Article【十五句抄出】大畑善昭句集『寒星』
2022年11月コールサック社 『寒星』は大畑善昭(1937 - )の第3句集。 著者は「沖」同人。 雪掻きの爪の先まで疲れゐる切株の光より春動き出す金環日蝕青がへるは鉢にどこまでも秋どこからも津軽富士春立つや経典にゐる龍蛇蝎...
View Article小山正見句集『大花野』
2022年2月朔出版 『大花野』は小山正見(1948 - )の句集。認知症を発症した妻との暮らし全36句。 著者は「梓」同人。 荒梅雨の花に水やる君と居て手を握り祭の夜を彷徨すここはどこあなたはだあれ大花野つい怒鳴る虐待に違ひなき暮 ※本書は著者より寄贈を受けました。記して感謝します。
View Article佐藤りえ幻想怪奇俳句集『良い闇や』
2022年11月私家版 『良い闇や』は佐藤りえ(1973 - )の幻想怪奇俳句集。 雨月物語 青頭巾虚しさに鬼とはなりぬ萩の寺或る男鳩をまねびて飛び立てり手の甲にまなこがあつて見つめ合ふ落ちていくのをずつと見てゐてあげる ※本書は著者より寄贈を受けました。記して感謝します。
View Article【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part117
12月も不調続きで1冊も読めない日の方が多く、積読が減らず。 角川文庫の高木彬光作品(装幀日暮修一)が3冊手に入って、これはわりとすぐ読めた。名探偵が出てくるタイプの本格ミステリが好きなのだが(新本格はものによる)古い装幀のものはなかなか出てこない。...
View Article【十五句抄出】小山玄紀句集『ぼうぶら』
2022年11月ふらんす堂 『ぼうぶら』は小山玄紀(1997 - )の第1句集。序文:櫂未知子、跋:佐藤郁良。 著者は「群青」同人。...
View Article【十五句抄出】山岸由佳句集『丈夫な紙』
2022年12月素粒社 『丈夫な紙』は山岸由佳(1977 - )の第1句集。栞文:石寒太。 著者は「炎環」同人、「豆の木」参加。...
View Article【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part118
角川文庫の大藪春彦と梶山季之の古本がまとめて手に入ったので、装幀辰巳四郎率が上がった。 橘上+松村翔子+山田亮太『TEXT BY NO TEXT』(全4冊セット)は著者から寄贈いただきました。記して感謝します。...
View Article【十五句抄出】宮崎大地『宮崎大地全句集』
2022年11月鬣の会 『宮崎大地全句集』は宮崎大地(1951 - )の全句集。外山一機編集。 著者は編集後記によると現在連絡先不明。...
View Article【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part119
今月も引き続き装幀辰巳四郎率高め(角川文庫の大藪春彦と梶山季之の古本)。 高齋正『透け透けカメラ』講談社文庫・1984年《服を着たままの女性を撮影しても、ヌードの写真ができる! そんな画期的なフィルターが発明されたが、その試作品を巡り、色と欲にかられた男たちが虚々実々の駆け引きを展開。果してそのメカの秘密は?(表題作) メカ・ノヴェルの鬼才による、世界初!?...
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