【十五句抄出】碓井真希女句集『佳き人に』
2024年2月文學の森 『佳き人に』は碓井真希女(1959 - )の第1句集。序文:安藤喜久女。 著者は「俳星会」主宰。 富岡製糸場武士の娘も糸挽きをなす返り花身も球も硬きテニスの早春戦ラケット振るほどの明るさ黄落期 イサム・ノグチ その人・その作品 十三句 より天蛾(やままゆ)や地球そのもの彫刻す イサム・ノグチ その人・その作品 十三句...
View Article【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part132
叢書「りぶるどるしおる」のサン=ジョン・ペルス『鳥』とマルグリット・デュラス『ガンジスの女』は吉祥寺で開かれていた《「凝て、触れて、読む――『書肆山田の本』展」》で買ってきた。装幀家の亞令(=編集者・大泉史世)が亡くなってしまったので今後この装幀の本が出ることはもうない。 中山公男・藤原新也・熊瀬川紀『ムンクへの旅』、加藤唐九郎『唐九郎のやきもの教室』、橋本僐元・桐山秀樹『オーストラリア...
View Article【十五句抄出】歌代美遥句集『ひらひらと』
2023年10月文學の森 『ひらひらと』は歌代美遥(1947 - )の第2句集。序文:星野高士、栞文:辻村麻乃、永田満徳。 著者は「ホトトギス」「篠」「玉藻」同人。...
View Article【十五句抄出】鈴木総史句集『氷湖いま』
2024年3月ふらんす堂 『氷湖いま』は鈴木総史(1996 - )の第1句集。序文:櫂未知子、跋文:佐藤郁良、栞文:橋本喜夫。 著者は「群青」「雪華」同人。...
View Article【十五句抄出】大木満里句集『夏祓』
2024年3月ふらんす堂 『夏祓』は大木満里(1949 - )の第1句集。序文:中西夕紀。 著者は「都市」同人。 小半日眠りし父よ春日影帰り来てひとりの箸や金魚玉父逝きて寒鯉つとに動かざる正面に山の濃淡夏料理登坂のダンプをつつみ青葉闇赤銅(あかがね)の小物買ひたる祭かな物置に父の義足よ石蕗の花雪掻に日差の太くなりにけり いわき 四句...
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