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「小熊座」2017年6月号
「小熊座」（発行：高野ムツオ）2017年6月号から。 狼領なり風花の飯舘は 高野ムツオ 狼毛の大筆となり春の森 つちふるや白杖に開く自動ドア 四戸美佐子
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「鏡」第24号（2017年6月）
「鏡」（発行編集：寺澤一雄）第24号（2017年6月）から。 くれなゐの藻を食べ春のウミイグアナ 佐藤文香 梅の実のした梅の実の色に雨 三島ゆかり
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「円座」2017年6月号
「円座」（発行：武藤紀子、編集：小川もも子）2017年6月号から。 関悦史「平成の名句集を読む」第17回は、鴇田智哉句集『凧と円柱』について。 大湯屋の松葉が雪にささりけり 武藤紀子 ラッパ水仙瞳孔の奥覗かれて 岡田百合絵 理科室で解剖を待つ蛙かな 猪熊友一
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「船団」第113号（2017年6月）
「船団」（代表：坪内稔典）第113号（2017年6月）から。 Ｅカップです凩一号ぶっつかる 佐々木麻里 幾千代も死は文化なり寒卵 たちおか帽子
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【十五句抄出】勝原士郎『笑みが消え』
2017年5月私家版 『笑みが消え』は勝原士郎の第3句集。時評的短文を多く併録。 作者は松林尚志の小冊子「こだま」を主な発表先としているらしい。...
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【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part50
相変わらず読めない日が続いて、「まんがらんど」閉店セールのときのラノベ、BL等の表紙が多い。『さらば宇宙戦艦ヤマト大百科―愛の戦士たち―』は小学生の頃持っていて、閉店セールで再入手したもの。...
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【十五句抄出】松井眞資句集『カラスの放心』
2017年6月文學の森 『カラスの放心』は松井眞資（1938 - ）の第2句集。 作者は2011年「浮巣」（天休翼主宰）終刊後、同人誌「花水木」「蜻蛉句帳」所属。...
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【雑録】小津夜景『フラワーズ・カンフー』を祝う会のご案内
私も発起人になっている、小津夜景さんの句集『フラワーズ・カンフー』の出版記念会ですが、まだ若干空きがあるようです。小津さんのブログ参照。 参加を希望の方は、幹事の太田うさぎさんまでご連絡を（jwoufsf@gmail.com）。 【小津夜景『フラワーズ・カンフー』を祝う会】● 日時 2017年7月22日（土） 17:30開場 18:00開始● 場所 ピッツァサルヴァトーレクオモ四谷...
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「古志 青年部作品集 2017」古志青年部作品集第6号
「古志 青年部作品集 2017」古志青年部作品集第6号（2017年7月）から。 透明な傘透明な秋の雨 イーブン美奈子分け入りて戯れる蜂牡丹蘂 伊藤 空大いなる海の小さきくぢらかな 岡崎陽市漱石の夢百年や秋の百合 関根千方青田風分けて北陸新幹線 辻奈央子岡山へ行きたし桃を五つ食べ 西村麒麟口づけで君目を覚ます春野かな 森 篤史団栗の回る音かな洗濯機 吉富 緑
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【十五句抄出】松本邦吉『かりぬひ抄』
2017年6月ふらぬーる社 『かりぬひ抄』は松本邦吉（1949 - ）の第1句集（ただし先に詩集『しずかな人 春の海』があり自選百句が収録されている）。 作者は「古志」所属。寂として大うなばらのかぎろへる山はみな女人なるらし眠りふかし遍路ゆく水平線のまるきこと砂金湧くごとし西日が部屋ぢゆうに 丸山建三逝く 四句...
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「ガニメデ」vol.70（2017年8月）
詩誌「ガニメデ」（編集発行：武田肇）vol.70（2017年8月）から。 俳人では50句詠で関悦史、堀田季何、増田まさみ、渋川京子、武田肇が50句詠で登場。 撃たれ吊され剥かれ剖かれ兎われ 堀田季何陽炎や幼き父母が哭いている 増田まさみ百人の兄ひきこもる春の家 渋川京子端居する人戸袋へ缺けてゆく 武田肇...
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【告知】女子高生になりました。
最近出たものの告知をまとめて。 ◆ まず『現代詩手帖』8月号から。 川口晴美さんから詩手帖編集部ごしに「ボクの依頼を受けて女子高生になってよ！（大意）」というわけのわからない連絡が来たので、ただちに受けて女子高生になりました。→「現代詩手帖」8月号【川口晴美と、詩と遊ぶ―アンソロジー1】...
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【雑録】このひと月くらいに読んだ本の書影 Part51
今月は外へ出る用事が多かったためか、何も読めない日が多かった。 何かもう疲れて茫然としている。 後半、角川文庫の再読がまとめて入ったので装幀的に大事なのはその辺。...
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「鷹」2017年8月号
「鷹」（発行：小川軽舟）2017年8月号から。 第11回星辰賞発表あり（受賞、西嶋景子）。 乳鉢のつめたき厚さ梅雨に入る 小川軽舟心中の相手をさがす年の暮 星野石雀噴水高し友達はゐないけど 加藤静夫金曜のテトラポッドは蛸まみれ 竹岡一郎自転車の片寄せてあり麻暖簾 永島靖子タクシーのドア開けて待つ桜かな 西嶋景子（星辰賞受賞作品より）
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「ジャム・セッション」第11号（2017年7月）
「ジャム・セッション」（編集発行・江里昭彦）第11号（2017年7月）から。 江里昭彦と、中川智正死刑囚2人の同人誌。 断崖がめり込む少年合唱団 嵯峨根鈴子（ゲスト作品） 徘徊をせぬ母が見る大まぐろ 中川智正みそ汁に対流のあり花の冷え 兄が暗殺されて。金正恩氏。顳顬(こめかみ)にめり込む眼鏡 猟期果つ 徴兵ののちも美男という病 江里昭彦...
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「里」2017年7月号
「里」（編集：中山奈々、副編集：小鳥遊栄樹、同人会長：仲寒蝉、発行：島田牙城）2017年7月号から。 アマリリス肘伸ばすとき肘に皺 野名紅里みどりさす廊下の奥の扉から 青本瑞季夏が来る醤油をたつぷりとお刺身 上田信治
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